【ワールドトリガー努力論】未読の僕が28巻の「階段を刻む」話に救われた理由と、残酷な現実。

異常独身男性の哲学

先日、コメント欄で「ワールドトリガーという漫画の28巻の245話〜247話で才能があるキャラクターが無いキャラクターに努力について説明しているシーンがあるのでその部分を読んで感想を聞かせてほしい」というリクエストをいただきました。
ちなみに僕はワールドトリガーという漫画は知りません。
物は試しという事で・・・知らない漫画の28巻の数話だけを読んで感想を書くという非常に面白い試みをしてみました(笑)

28巻の245話〜247話の要約

実際に該当の部分を読んでみると、才能がないとされるキャラクターは「若村麓郎」で同じチームに所属する才能があるキャラクター「ヒュース」に相談するという話の様です。

相談の内容

相談の内容は別のチームに所属する自分と同類だと思っていた凡人キャラクター「三雲修」に差をつけられてあせっている。自分と彼とは何が違うのか?というもの。その問いに対してヒュースは若村に忌憚のない指摘をします。

凡人2人に差がついた理由

ヒュースは若村と三雲になぜ差がついたのかを【余裕の差】だとして指摘します。

具体的には若村は目標に対して期限を定めていなかったが、三雲には最短で目標を達成しなければならない理由があった。
目標に期限を定めなければ無限に結果を先送りできる事になり足踏みする事になるというもの。

若村自身の思考の問題

自分の能力を伸ばすには「自分の頭で考える事」と「外に知識を求める事」の両方がバランス良く必要だが若村の場合は自分の頭で考えるよりも他人の答えを求める方向に偏重している。他人の答えを集めても自分の経験にはならない。

若村自身の環境の問題

若村の所属しているチームには強力なエースがおり、彼女の活躍で本来は一段ずつ登るはずの階段を一息に登ってしまった。その結果、基礎が身についていない状態で不相応な挑戦をする事になり苦しんでいると。これは足し算や引き算を知らない人間が高度な算術に挑んでいるものだと指摘します。

若村が今の状況を脱する方法

ヒュースは若村が今の状況を脱するにはチームを抜けて一から階段を登り直す事を提案します。もしその一段の階段の高さが自分にとって高すぎた場合はその一段の階段を刻み自分が登れる小さなステップ(目標)を作る事。この行動を努力と呼ぶと。

実際に読んだ感想

全体的にどの様に努力すれば成長できるのかが分かりやすく書かれており素晴らしいと思います。
「だらだらせずに期限を決めて取り組む」「すぐに人に聞かずまずは自分の頭で考える癖をつける」「小さな目標をいっぱい作る」など要約すると当たり前の事なんですが、説明の仕方が上手でモチベーションが上がる内容になっています。

資格試験に例えると分かりやすい

自分に置き換えるのであれば資格試験に例えると分かりやすいですね。
資格試験は一度申し込んだら試験日までに合格出来る学力を見に付ける必要があります。
宅建試験の時は試験日数週間前に受けた直前予想模試の結果が悪く、そこから猛勉強してなんとか合格出来た経験があります。やはりお尻に火が点いた状態だと普段以上の力を発揮出来るもんだなと実感しましたね。

そして階段を一段ずつ登るという点は電験で例えると分かりやすいですね。過去の記事にも書きましたが僕は数学が致命的に苦手なのでもし電験を受けるとすれば小学生の算数からやり直さなければならないだろうと。これはヒュースが言っていた内容そのままで算数すらできない人間がいきなり電験の勉強始めたところで絶対に挫折するに決まってますからね。ただ僕が電験を取っても無用の長物になってしまうので電験を受験する予定はありませんが・・・。

努力の仕方が分からない人におすすめ

漫画に描かれていた内容は現状に行き詰まりを感じているけど努力の仕方が分からない人やいきなり無謀な挑戦をしてしまって挫折しがちな人におすすめの内容になっています!

社会的な成功は努力ではなく運です

さて、ここまで前向きな事を書いてきましたが僕は現実主義者なのでもう少し掘り下げていきましょう。
努力することで人間は着実に成長していきます。これは事実です。
しかしそれと社会的な成功は別問題です。
その理由は社会的に成功するのは他者との競争に勝たないといけないからです。
何をもって社会的に成功と定義するかですが、分かりやすく年収が高い職業に就いている者としましょう。
年収が高い職業の代表として医者と弁護士を挙げますが、どちらの職業も優れた知能が必要になります。これらの職業の平均IQは120を超えているので平均以下の知能指数の場合はいくら努力してもこれらの職業に就く事は不可能でしょう。
そして発達障害などの障害を持って生まれてきてしまうと常にデバフがかかっている状態なので社会に適応するのは困難です。

限界点は人によって違う

ヒュースは努力と成長の過程を階段に例えてましたが、細かくステップを刻んでいってもいずれ登れなくなる地点にきます。
これが限界点です。この限界点は人によって違います。
この限界点は才能と言い換える事が出来て、その才能を決めるのは遺伝であり運な訳です。


この様に個人の能力は遺伝という運ゲー要素が強すぎるので努力では超えられない壁になる訳です。

他人と比べず自己の成長のみに目を向ける

「努力は必ず報われる」という言葉がありますがこれは半分正解で半分間違いだと言えます。
競争・・・つまり他人に勝つ為の努力は運要素があるので報われない事も多いです。
しかし自分の成長のみを目的とした努力は必ず報われます。
例えば今日勉強すれば昨日までの自分より確実に知識が身についている訳ですからね。
しかし自分より優秀な他人と比べてしまうと自分はまるで成長していないと錯覚する様になります。
これは非常に勿体ない事なので自分自身に目を向けて成長を実感する事が大事だと思います。
昨日の自分より今日の自分の方が成長していたら万々歳です。

そして本音をいうと人生において努力は必ずしも必要な事ではなく本当に大事な事は自分が幸福感を感じられているかどうかだと思うので堅苦しいのはやめて好き勝手に生きましょう(ちゃぶ台返し)
長くなりましたが僕の考えはこんな感じです(笑)

コメント

  1. クジル より:

    自分で目標設定をしたり、自分で調べる癖を付けたり、小さな目標を色々と立てる事は、確かに成長する上でとても大切な事ですね。
    参考にしてみたいと思います。

    最後の「自分で幸福感を感じられているかが最重要」という意見は、とても共感できます。
    頑張って医大を卒業して、偉大な医師になれたとしても、仕事で様々な大きなストレスを抱えたり、仕事が超ハードで自分の時間がなかなか取れずにとても痛い経験をする事もありますからね。
    逆に、中卒でも運に恵まれて大きな幸せを手にする人も中にはいるでしょうし。

    • 孤高の半童 孤高の半童 より:

      大きい目標を立ててしまうと挫折しやすいですから小さな目標を多く立てる方が理にかなってますよね。
      社会的に成功している方でもうつ病になったりするのでやはり自分が幸福感を感じられているかどうかが最も大切な事だと思います。
      社会がどうとか周りがどうとか気にせず自分らしく生きていくのが一番ですね👍

  2. あらふぃふ より:

    こんにちは。

    記事を書いて下さってありがとうございます。

    人と比べれば確かに優劣が決まるのはガチャかもしれませんが、自分の限界は極めたいですよね。鍛錬が好きな自分としては若村の苦悩とヒュースの指摘がとても刺さるのです。
    まー自分も社会的には年齢が上がっても一般社員で評価は高くありませんが、自分自身で納得するためにも努力はして行きたいと思います。

    蛇足ですが、ワールドトリガーもアニメ化してるので時間があったら観てみて下さい。

    それではー。

    • 孤高の半童 孤高の半童 より:

      こんにちわ。
      こちらこそ話の内容がとても良かったので勉強になりました。
      自分の限界を極めるというのは素晴らしい事だと思います。
      勉強にせよ、運動にせよ一生懸命に取り組むと自己肯定感が上がりますからね。
      おっしゃる通り自分自身が納得できるかが重要ですね。
      ワールドトリガーのアニメはまた時間がある時にチェックしておきますね^^

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