さて、今回は僕がビルメンデビューを果たした記念すべき最初の現場の話をしましょうか。
この現場は本当に地獄でした。
確かブログを1年以上更新せずに放置した時期です。
それぐらい精神的に追い詰められていたという訳ですね。
目次
入社した経緯
僕は20代のほとんどをドラッグストアのバイトとして過ごしました。
ドラッグストアは僕の職歴で最長となる7年間も務めていました。
しかし先の事を考えるとやはり正社員として働ける場所を探そうと思いました。
そこでネットで楽な仕事だと噂されたビルメン業界に入る事に決めました。
そこから独学で第2種電気工事士、2級ボイラー技士、第3種冷凍機械責任者を取得しました。
危険物乙4は高校の時に既に取っていたので4点セットを揃える事が出来ました。
そして就活をスタートし、リクナビで某ビルメン会社が求人広告を出しているのを発見。
現場は大きいオフィスビルです。
警備兼任という文字が書かれていましたがあまり気にする事なく応募した訳です。
この選択が地獄の始まりでした・・・。
ガラス張りの防災センター勤務
警備兼任という事で作業服ではなく警備服を着て防災センターの窓口に詰める訳ですが
この防災センターがガラス張りで外から丸見えなんです。
更にビルの入口の側にある為、常にテナントの従業員の方が前を通る訳です。
朝の出勤時には挨拶もしなくてはいけません。
そして更に同じ防災センター内の奥がオーナー会社の部署になっているのです。
つまりオーナー会社側の社員さんと同じ空間で仕事をしないといけないのです。
この環境は最悪です。
勤務時間中は常に外部の人間の視線を感じる事になる訳ですからね。
業務量が多すぎる
防災センターの環境だけでも嫌になるのに業務量がとてつもなく多いのです。
まず電話が1日30件以上かかってきます。
上記に書いた通り防災センター内にオーナー会社の部署があるのでそちら宛の電話も取次ぎしないといけません。
そしてビルで会議室のレンタルもしているんですがその管理もしなくてはいけませんでした。
〇月〇日に会議室を使いたいという問い合わせがあれば空きを調べて予約状況を入力する訳ですがこれが滅茶苦茶気をつかうんですよ。
入力漏れや同じ日に予約のバッティングなんてあれば洒落にならない事になりますからね。
そして駐車場の管理業務もありました。
駐車場の管理人さんはいるのですが昼休憩を取る間はこちらが見なくてはいけないのです。
更に管理人さんが有給で休む時は丸1日駐車場の管理をしないといけません。
そして事務作業のボリュームもかなりありました。
50テナント近く入っていたと思いますがその全てのテナントに向けて毎月作業予定表をエクセルで作成し、提出しないといけないのです。
更に臨時で作業に入る場合は別途案内文書を作成しないといけません。
そして警備業も兼任しているので鍵の管理と腕章の管理もあります。
毎日、出入りの業者さんがかなり来るので窓口業務もかなり忙しかったです。
勤務時間中は常に気を張っている状態なので異常に疲れました。
そしてついに心が折れて1年半で退職という結果になりました。
ちなみにこの現場は僕の後に入ってきた人が3,4人辞めています。
それぐらいヤバイ現場だったという事です。
ちなみに設備の仕事はほとんど無く、小さなトラブルでも業者に連絡する事になっていたのでビルメンとしての経験は全く積めませんでした。
この現場が特殊だったという事もありますが、それでも警備兼任ビルメンというのは業務量が多い傾向があると思うので避けるのが無難だと思います。
コメント
1年半勤めあげたのは本当にすごいと思います。
自分だったら1週間で逃げ出す自信があります笑
3種の神器をコンプしているベテランの方が入ってきましたが1週間で辞めていきました(笑)
我ながらよくもったと思います😅
なんか自分の前の職場と似たような……。
某大手不動産の特約店とかですか?
正解です!
特約店とか準特約店は何社かあったと思いますがどこも似た様な環境だと思いますね😅
中規模以下の警備兼任のビルで平日は夜勤のみという現場は大変でしょうか
う~ん・・・警備兼任というだけで避けた方が無難ですかね~。
やはり両方の業務をしないといけないので業務量は増えますからね。
本当に小さいビルとかであれば有りかなと思いますが・・・。